AIに教育される時代が来た?Google Bardを使って感じたこと

こんにちは。企画課の宮沢です。

Chat GPTやGoogle Bardなどの生成AIサービスを業務で本格的に使い始めてから、およそ1年ほどが経ちました。最初の頃はうまく使いこなすことができす、「使わない方が効率的じゃん……」と感じることも少なくありませんでしたが、最近では少しずつ使いこなせるようになってきたと感じています。

さて、今回ご紹介するのは、そんな私が先日体験した出来事です。

当社が提供するオンラインマニュアルの原稿を作成していた私は、いつものようにGoogle Bardを使用していました。ところが、ある一節を送信したときだけ、なぜか回答を拒否されました。その一節とは、

「奥様の第一子の出産に伴い、育休を取得」

というものでした。

原因がわからず、一つずつの単語の送信テストを行ったところ、どうやら「奥様」という単語が原因で回答が拒否されているようでした。そこで、BardにおけるNGワードについて当のBardに聞いてみたところ、以下のような回答が返ってきました。

Bard:「BardにはNGワードがあります。NGワードは、人権侵害、差別、ヘイトスピーチ、誹謗中傷、わいせつなど、公序良俗に反する可能性のある言葉です。Bardは、これらの言葉を含む入力を検知すると、生成を中止したり、修正したりします。」

なるほど、しかし、「奥様」は本当にこれに含まれるだろうか……?

そう思い、「『奥様』という単語はなぜ、BardでNGワードなのですか?」という質問をしてみたところ、以下の回答が返ってきました。

Bard:「現時点では、『奥様』はBardのNGワードではありません。ただし、今後、NGワードに追加される可能性はあります。」

「『奥様』は、一般的に、既婚男性の妻を指す言葉として使用されています。しかし、近年では、この言葉が、男性の妻を家事や育児などの家庭内労働に従事させるという、性別役割分担を助長する言葉として捉えられるようになってきています。そのため、一部の人は、「奥さん」という言葉を差別的な言葉として捉えています。」

「もし、「奥さん」がNGワードに追加された場合、既婚男性の妻を指す言葉として、「妻」や「パートナー」などの言葉を使用することになると考えられます。」

なるほど、勉強になりました……。しかも、適切な表現まで教えてくれました。

恥ずかしながら、このことはこれまで知らなかったので、これからはこれらの言葉遣いについては意識を高く持っておかねばと反省しました。

それと同時に、これからはAIによって、時代にそぐわない言葉や道徳が矯正され、ある種の教育がなされていくことを実感しました。そんなわけで今回は、大げさではありますが、「AIに教育される時代が来た?」という少しばかり過激なタイトルとしてみました。ちなみに、この記事のアイキャッチはCANVAの画像生成AIが生成した「AIに教育される人のイラスト」です。

使い始めて約1年、生成AIサービスにはまだまだ新たな発見が多く、使っていてとても面白いです。これからも色々な業務で生成AIを活用していきたいと思います。