企画課の高橋です。
10月も終わりに差し掛かり、時の速さを感じて震えています。プライベートでは子どもから風邪をもらい三日三晩高熱でうなされ「人間ってしんどい…」と思う一方で、最推しであるMr.Childrenのライブに行けて「生きてるって素晴らしい!」となり、感情がジェットコースターでした。健康と推しは大切。
一方、仕事を振り返ると、打ち合わせに参加する機会が増えた1ヶ月でした。ということで今回は、Webディレクターの仕事の1つである、クライアントとの打ち合わせについて紹介します。
既存クライアントとのお打ち合わせ
まずは、元々お取引のあるクライアントとの打ち合わせ。既存クライアントとのお取引のメインは、Webサイトのリニューアルで再指名いただいたり、Webサイトの改修作業などが挙げられます。
今回は、企画から担当した数年のお付き合いがある企業様へ、採用プロモーションに関する打ち合わせに伺いました。平たく言うと「SNS等、Webを活用した採用活動のお手伝い」といった感じです。ご提案内容の説明、同席社員様へのヒアリング、今後の見通しについて、ざっくばらんにお話する場となりました。
既存クライアントの場合、担当者様の人となりや、企業の特長をある程度掴めているので、よりプロジェクト内容に話が注力されるような印象があります。よって、
- 打ち合わせの落とし所をイメージしておく
- 担当者様が社内で動きやすくなるための情報や資料があれば提供する
といったところを抑えます。というか、すべてのお打ち合わせがそうですね…。
新規プロジェクトのお打ち合わせ
新規クライアントとは大抵の場合、「Webサイトのリニューアルや新規立ち上げ」が主軸のプロジェクトとなることが多いです。
先日、医療・福祉分野のWebサイトリニューアルプロジェクトについて、Webサイトを更新するシステムの仕様のお打ち合わせに参加しました。このような場では、お互いに、信頼関係の構築途中にいるため、ここでの満足度は将来的なお取引にも繋がってきます。よって、
- 丁寧な説明やこまめなコミュニケーションを心がける
- 専門性を排除しても理解できる形で示す(具体的な制作物や参考資料)
- ご要望を汲み取りつつ、デメリットがあれば率直にお伝えする
といったあたりが大切かなと考えています。
今回は、実際の画面設計資料や参考サイトをお出ししつつ、実際の業務フローとどう関連してくるか等、様々に議論が飛びました。意外とこういう場で初めて聞く情報も多いです。
ヒアリング&ご提案の打ち合わせ
最後に、企画ディレクターのメインでもあるご提案にかかるお打ち合わせです。お問い合わせ等からご相談頂いたクライアントへ、毎回要件を直接お伺いした上で企画立案し、ご提案しています。
とあるWebサイト立ち上げに際し、ヒアリングとご提案を行ってきました。それこそ、「はじめまして」から始まる関係のため、顔はにこやかでありながらも互いに一種の緊張感を持ちつつ、お打ち合わせは始まります。
大抵の場合、数社比較で発注先が決まります。よってここでは信頼関係を築きつつ、提案内容を最適なものにするため、こんなことを心がけています。
- 自分が話すよりクライアントから多く話せるようにする
- Webサイトの話ではなく、クライアントの事業や課題についてお聞きする
- 挙がった話題に対して何か情報提供ができればその場でする
また、提案の場面では、
- 相手方の反応を見て、臨機応変に情報の濃度や順番を変える
- 何か懸念事項がありそうであれば、出来る限りその場で回答し、解消しておく
というあたりも心がけています。
私が考える、打ち合わせに必要な力
正直に言うと私は、元々コミュニケーションに苦手意識がめちゃくちゃあり(今も)、特に入社数年目までは打ち合わせがとても不安だったのを覚えています。ただ、実際に打ち合わせの経験を重ねると、知識や経験以上に、
- 話す力より聞く力
- 話す言葉よりも伝える姿勢
が大切で、きっとこれがビジネスで求められる「コミュニケーション能力」というものなのかなと思っています。
未だに緊張して分かりやすくお伝えできなかった…と落ち込んで帰ってくることもしばしばですが、そういう案件ほど有り難くも受注をいただけたりします。
新人の頃は恐らく、今以上に語彙や伝え方もめちゃくちゃで相手方がどう捉えていたかはわかりません。ただ、責任感を持って企画し、ご提案してきたのだけは自信を持って言えます。もしかしたら、そういう見えない部分というのは、自然とコミュニケーションの時の立ち振る舞いに現れ、伝わるのかもしれないなと思いました。逆も然りなので、自戒を込めて…!
他にも打ち合わせっていろいろありますが、ほんの少しイメージがしてもらえたら嬉しいです。ではまた!