センスを磨きたい

こんにちは。デザイン課の佐藤です。

デザインを作る仕事をしていて、コンセプトがなんとか形になったとき、楽しい!と感じます。
でもそのアイデアが出るまでの間は、一生完成しなかったらどうしよう…と途方に暮れた状態でひたすら作業していて孤独で不安なのですが、最近はChatGPTという心強い助っ人がいます。シアンスのデザイナーはGPTに質問しながら制作するのがスタンダードになっていて、こういうコンセプトでデザインを作るにはどうすればよいかなどを教えてもらえます。

でも、ビジュアルの面に関しては、そういった「青=信頼性」「角丸=親しみ」といった簡単に言語化できる部分以上の、それらをどう組み合わせてどういうバランスで配置すればもっとも良いデザインになるかという全体の指揮のようなことは、どうしても自分自身が色々な参考サイトを見ながら手を動かして悪戦苦闘という感じになります。(私がうまく質問できていないだけかもしれないのですが…)

最近とあるポッドキャストの中で、「部分的・具体的じゃなくて全体像を見る力、相互的な判断力のことをみんなセンスと呼んでいるんじゃないか(たとえばファッションセンスであれば、アイテムひとつでなくトータルで良し悪しが決まる)」と話しているのを聞いて、こういう仕事のことを思い出しました。
センス自体を磨くにはたくさんのデザインを見て学ぶしかないと思うのですが、いままで仕事で勉強というと設計やマーケティングなど、より苦手意識のあることやわからないことについてカバーしようという方に傾きがちだったので、毎回行き当たりばったりになってしまう表層のデザインの勉強も頑張りたいなあ…という日記でした。