こんにちは、デザイン課の齋藤です。
最近、永松茂久氏の著書「人は話し方が9割」を読んで、深く感銘を受けました。今日は本書で知った人間関係を良好に保つためのコミュニケーションの秘訣についてお話ししたいと思います。
私たちは日々、同僚や上司、クライアント、そして家族や友人といった身近な人等、さまざまな人々とコミュニケーションを取ります。それぞれの会話の中で、私たちは自分自身を表現し、相手との関係を築いていきます。良好なコミュニケーションを取るため、この時私たちは自分が何の話をするか考えて会話をしがちです。しかし、実は会話の中で重要なのは、「自分が何を話すか」ではなく「相手とどのように話すか」ということなのだそうです。これは、良好な人間関係を築く上での基本であり、私たちが日々のコミュニケーションで心がけるべきことだと思います。
また、人を注意する時や悪いことを指摘する時でも、相手の存在を尊重することが重要です。高圧的な物言いで相手を従わせるのではなく、相手への敬意を持って接することで、相手も心から納得し、良い方向へ行動を変えていくことができます。
本書で最も印象的だったのが、「幸せでありますように」と祈りながら話すと、すべてうまくいく、という考え方です。これは永松氏が「話し方の究極のスキル」として紹介しているもので、私たちが誰かと何かを話す時、「(相手の方が)幸せでありますように」と祈りながら話すようにすることで、話の内容に関係なく、そのコミュニケーションは必ずうまくいくといったものでした。
今後コミュニケーションを取るうえではこの「幸せでありますように」という心の持ち方を大切にしていきたいです。クライアントとの会話はもちろん、社内のコミュニケーションにおいても同様です。相手の幸せを心から願い、そのために最善を尽くすことで、良好な人間関係を築き、より良いデザインを生み出していけたらいいなと思います。