ディレクターが作業用BGMに求めるもの

2023.06.30

こんにちは。コンテンツディレクターの田口です。

作業中、周囲の音をシャットアウトし、集中力やモチベーションをアップさせるために、作業用BGMを活用する人も多いかと思います。私もその一人ですが、コンテンツディレクターとしてBGMに求める条件もちょっと特殊だったりしますので、今回はその紹介をしたいと思います。

作業用BGMに求める条件

以下、独断ではありますが、コンテンツディレクターとして作業用BGMに求める条件です。

コンテンツディレクターは、コンテンツ編集、情報収集、メール・チャットのやり取りなど、何かとテキスト処理の多い職種です。そんな中、耳から別の日本語が入ってくると気が散って仕方がありません。必然的に、日本語の歌はプレイリストから除外されます。

作業の快適に進めるために、BGMには程よいテンポと一定のリズムが不可欠です。曲調にもよりますが、テンポはBPM110〜130くらいのものがちょうど良いと感じます。安定したリズムに加え、曲の展開もドラマチック過ぎない方が作業用には良さそうです。

音楽制作が趣味なこともあって、新しい音楽が耳から入ってくると、曲の展開や音使いが気になってしまいます。新しい音楽の発掘はプライベートの時間に済ませておき、仕事中は同じプレイリストを繰り返し聴くようにしています。

仕事中に、余計な感情の揺さぶりは必要ありません。脳を集中かつリラックスさせるには、明る過ぎず、暗過ぎず、何だかポジティブな雰囲気が淡々と続く音楽が一番です。

以上のような条件を満たしていても、端から“作業用”として作られた音楽だと何故だか物足りなかったりします。曲自体に個性や魅力があって、ちゃんと音楽としても楽しめるものが個人的には好みです。

以下、近ごろお気に入りのBGM10選です。

♪ i am robot and proud – Touch Tone

♪ Rei Harakami – Wrest

♪ Max Cooper – Resynthesis

♪ Steve Reich – Electric Counterpoint: III. Fast

♪ Dinka- Zero Altitude

♪ Yuna – Dance Like Nobody’s Watching

♪ Fickle Friends – Pretty Great

♪ BENEE – Evil Spider

♪ Ginger Root – Weather

♪ Fazerdaze – Lucky Girl

職種や好みによって、作業用BGMの選び方も千差万別です。シアンスのデザイナーの中には、ラジオをメインに聴いている人もいるようです。また、イヤホンを耳栓代わりにして、実は何も聴いていない人もいます。

Webサイト制作をメインに仕事をしていると視覚を集中的に使うことになりますが、だからこそ耳からどんな情報を入れるか（または入れないか）を考えて、上手に脳をほぐしながら、気分良く仕事に励みたいですね。