就職後も役に立つ「業界研究」

こんにちは。デザイン課の佐藤です。

就活生が就職活動中にやっておいてよかったと思うことの一つに、「業界研究」があるようです。

私自身はというと、あまり行っていませんでした。自分のなりたい職業やどんな場所で働きたいかは明確に決まっていたのですが、どの業界で働くかについては、人からのアドバイスや経験談に基づいたイメージでなんとなく決めてしまったところが大きいです。

しかし、社会人になった今その大切さを実感しています。

業界研究とは?

業界研究とは、特定の業界について詳細な情報を収集して分析を行うことで、就職活動においては、自身の適職を見極めたり、志望する企業を選定したり、自己PRを充実させたり、就職後のキャリア計画を立案するための基盤となります。

方法としてはいくつかありますが、そのうちの一つとして、業界関連のイベントや企業の説明会に参加し業界の専門家や現場の人々に直接話を聞くということが挙げられます。

しかし、いざ就職するとそのような機会は減ってしまうかもしれません。私の場合はそうで、学生時代、合同説明会などで興味のある分野に限らず様々な業界の人から仕事の話を聞けたのはそれだけで価値ある体験だったなあと思います。

社会人になっても役に立つ?

なぜ今も業界についての知識が大切だと感じるかというと、私たちがサービスを提供するクライアントが消費者ではなく、企業・団体であるためです。
企業・団体の場合、個々の感情や都合だけでサービスを買うことはできないので、そのようなクライアントにどのようなWebサイトを提供すれば満足してもらえるのかは、その企業・業界についての知識がなければ想像するのが難しくなってきます。

さらに、シアンスの場合、クライアントの企業もまたクライアントが企業ということが多いです。

このようなBtoBと呼ばれる企業には、商社や建設業、製造業などがありますが、普段生活する中ではあまり直接的な関わりがなく、馴染みがないかもしれません。
どんな人が何の仕事をしているのか、どんな会社と取引を行っているのか、どれくらいの規模の会社が県内にどれだけあるのかなど、私は学生の頃はまったく知りませんでした。

しかし、そういったクライアントの業界について深く理解することで、デザイナーとして、Webサイトの設計・デザインをより具体的かつ効果的に行えるようになります。

おわりに

私自身、社会人になってもまだまだ他の業界について知らないことが多いと感じています。しかし仕事をする上で色々な企業や業界について調べていくうちに学べたこともたくさんあり、徐々に視野を広げることができています。

就活中の業界研究は、このようにキャリア形成に限らず仕事でも役に立つ機会があると思うので、興味のある分野にとらわれずできるだけ多くの業界・企業を覗いてみてください!