【勉強会】自社のサービスのことを改めてよく考えてみた

こんにちは。企画課の宮沢です。

先日、社内で「シアンスが提供するサービスについて」の勉強会が行われました。今回は勉強会で学んだことのアウトプットとして、こちらの記事を書きました。
シアンスのサービスについてより踏み込んだことを知れるチャンスなので、もしよろしければご覧いただけると幸いです!

「取引」って何?

勉強会ではまず、「取引」という言葉に注目し、当社のサービス概念を紐解いていきました。
お互いのメリットを交換することを意味する「取引」。
シアンスに当てはめると、当社の「取引」では、Webサイトの活用による、クライアントのコミュニケーションコストの削減というメリットを提供しています。

例えば、ある企業の営業時間を知りたいとしたときに、皆さんはどうしますか?
おそらく、ほとんどの方がGoogleやBingなどの検索エンジンで検索して営業時間を調べるかと思います。
ところが、インターネット上に営業時間の情報がなかったとするとどうでしょう?
どうしても営業時間を知らなければいけないときは、電話で問い合わせたり、あるいは直接聞きに行くしかないかもしれません。
これが一人や二人であれば、それぞれに対応することはむずかしくないですが、例えばこれが何百人あるいは何千人が営業時間を知りたいとなると、ひとりひとりに対応することは難しくなってしましいますよね。

そこで役立つのがコミュニケーションツールであるWebサイトです。
Webサイト上にユーザーが求める情報を掲載しておけば、数秒に満たない時間で何百人、何千人ものユーザーのニーズを満たすことができます。
このように、Webサイトは発信する側と受け取る側のコミュニケーションの労力を劇的に削減することができるツールなのです。

話を戻しますと、シアンスはお客さまとクライアントの情報を知りたいユーザーとのコミュニケーションの労力を削減するということが、取引において提供するメリットということになります。

シアンスデジタルマーケティング部は結局何を作っているのか?

シアンスがクライアントと取引を行うに当たり、当社はWebサイトを制作しています。
しかし、作り出しているものはWebサイトだけではありません。
ユーザーにとっていくら有益な情報が掲載されているWebサイトであっても、制作するだけでは不十分となってしまいます。
では、どのようなことが求められるのか?

それは、有益な情報をユーザーに提供することでクライアントのコミュニケーションコストを削減することができるWebサイト運用体制そのものを作り出すことです。

GoogleやBingなどのプラットフォームを介してユーザーがどのようにWebサイトに辿り着き、どのように情報を消費するかまでを設計することではじめてクライアントに対してメリットをご提供することができます。
したがって、私たちはWebサイトというものだけを作っているのではなく、クライアントのメリット、つまりコミュニケーションにおける労力の削減を生む仕組みを作っているということになります。

担当者様との共同作業

Webサイト制作とそれに関わる一連の作業は、制作会社だけでは進めることはできません。
掲載する文章や写真はクライアントについての情報である必要があるため、クライアントに原稿を作成していただいたり、あるいは取材撮影にご協力いただくことが必要になります。

これに当たり、社内からWebサイトに掲載する情報を収集をしたり、取材撮影の社内調整を行うのは担当者様にお願いすることになります。
しかし、ただ
「情報を集めてきて提出してください」
と言われても、どのような手順で何をすればユーザーが知りたい情報を引き出せるのかがわからず、担当者様を困らせてしまうことになります。
したがって、制作開始後は、担当者様がWebサイトリニューアル担当として社内で協力体制を築くことをサポートし、社内の各関係者様からユーザーが求める情報を引き出すことが求められます。

今後の業務で活かせること

サービス概念について改めて考えてみると、これについて理解できていないまま仕事をしていた場面が少なくないことに気づきました。
というのも、これまではお問い合わせや求職者のエントリーなど副次的な成果を中心に企画・提案を考えてしまうことがあったからです。
そこで今後は、私たちが提供するサービスは、本質的にはクライアントのコミュニケーションコストを削減するということを軸に据えたうえで、どのようなメリットをご提供できるのかを考えていこうと思います。