こんにちは。企画課の高橋です。
最近、「書く」ことが私の密かな息抜きになっています。
元々、思考や感情を上手く処理することに苦手意識があるのですが、それらを言葉に書き出すと、落ち着いて受け止められることがわかってきました。
(後で知ったのですが、こういうのを「書く瞑想」「ジャーナリング」などと呼ぶようです)
「書く」ということは、抽象的な考えを一度アウトプットし、整理して、具体的な形にしていくプロセスだと思っています。
出てきた思考を自問自答して磨いていくことで、「じゃあどうするのか?」を具体的に考えることができます。
もちろん、この考え方は仕事でも同じです。
企画ディレクターの仕事は、最終的には、1つの提案と数十分のプレゼンテーションに集約されます。
しかし、そこに至るまでは、地道な調査・分析・考察・戦略立案…
繰り返せば繰り返すほど、頭の中は混沌としてきて、まさに「カオス」といった状況です。
そこで、まずは自分の手を動かし、自分の手で書き出してみる。
- ユーザーフローを書き出し、俯瞰的に見てみる
- コンテンツの大まかな構成を図にし、必要な情報を整理する
- クライアントの企業理念やメッセージなど、言葉を分解して紐解く
- 作成する資料の全体像をざっくり書き出してみる
- タスクを分解して何から手を付けるべきか整理する
などなど・・・
情報や思考が整理されると同時にムダが削ぎ落とされ、次にすべきことが見えてきます。
このプロセスを経ることで、実際の提案時も自分の言葉で自信を持ってお伝えすることができ、結果としてご発注に繋がっているような気がします。
若手の頃、「5分しか時間がもらえないとしたら、どう説明するか?」と、上司にアドバイスされたことがあります。
実は、まさに実際にそういう場面に出くわし、言い淀んで上手くご紹介できないことがありました。
画面上で資料を作成して、企画した気になっていたのだなと、恥ずかしくなりました。
駆け出しWebディレクターの時の、苦い思い出です。
ディレクターは、プロジェクト全体に渡って、社内外問わず説明・判断する場面が多くあります。
その時に、納得感のある説明・判断ができるかによって、プロジェクトの成果も変わってきます。
ノートとペンを相棒に、思考の整理整頓を忘れずにやっていきたいなと思います。
おまけ
書くことにハマると、書きやすいペンや可愛いノートも欲しくなる…ということで、職場近くのロフトや無印良品で見つけています。
(サムネイル画像が現在の愛用品です)
個人的な見解ですが、日記や感情を書き出すものは書くことに集中するため、罫線などフォーマットありが好みです。
逆に、情報を整理したり思考を深めるためのノートは、無地のほうが自由に使えて、思考が妨げられない気がします。
ちなみに、Instagramで見かけたのですが、リングノートは横向きに使うと手に当たらなくてよいそうです。
早速試してみたのですが、中々使い勝手よかったので真似しています。